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超小型パソコンIBM PC110

IBMのPC110超小型のAT互換機(パソコン)です。 このパソコンはなんとSONYのハンディカム用バッテリ (F530やF550)が使えます。 このタイプのバッテリを使う8mmビデオを持っている人はそれだけで予備バッテリ として使えるので、とても便利です。

このPC110ですが、内蔵モデムがついてます。 ただし、PC110は発売時期がかなり古いためモデム速度は2400bpsという低速です。 しかし、FAXに関しては9600bpsの速度を持っています。 そこで、送信専用FAXを直結して、スキャナI/Fとして活用してみます。 プリンタポートを持っていないPC110は、回線アダプタがあれば、普通のFAXを、 これまたプリンタ代わりに使えて、とっても便利なわけです。 ただし、付属のPersonaWareのFAXソフトは、そのままでは直結でつかえません。 これは、キャリアを待つ仕様になっているため、直結で受信だけしたくても、 ダイヤルしにいって、応答がないためうまく接続できません。 これは、以下のような修正を行って、キャリアを見ないようにして しまえば、適当な番号をダイヤルして使用可能なります。 以下の修正は、METFAX.EXMを書き換えてしまうので、コピーは取っておいてください。 METFAX.EXMは、PWディレクトリ直下にあります。

そうそう、この送信専用FAXの付属のACアダプタは結構巨大です。 ふと定格を見たら10.5V1A。実はPC110の超小型のACアダプタは、10.5V1.3A なのです。早速、変換コネクタを作成しました。 これで、PC110用のACアダプタでFAXも使える ようになりました。

そういえば、PC110も古いマシンなので、T-ZONE等では、今でもたまに 19,800円などという低価格で売られています。 バッテリだけでも8,000円、ACアダプタも4,000円くらいしますから、PC本体は、 8,000円くらいでしょうか?(笑) ただし生産完了品なので、値段も変動しますし、いつ品切れになるかわかりません。 PC110については、 きしもとさんのページ が詳しいです。

※ キャリア …… 受話器を取ると鳴るプーという音の事、局側から電圧がきている証拠


Text by Kazuma Aizawa
- freestyle ski combined player
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