作ってみたとは、ちょっと大げさでした。
正確には、WindowsタブレットとBluetoothキーボードを一体化させるアダプタを自作したのでした。
最近発売されたキングジムのポメラDM200いいですね。
すでにLinuxインストールハックが公開されていて、X-windowまで動作するというので、かなり惹かれました。
しかし、前から気になっていたのですが、ポメラってキーピッチが微妙にフルピッチに足りない17mmなんですよね。
せっかく、あの大きさを持ち歩くなら、もう少しだけ大きくてもいいので、19mmのフルピッチが使いたい!
VAIO Type Pが懐かしい! ということで、Windows 10タブレットとBluetoothキーボードを一体化して持ち歩くアダプタを作りました。
具体的には、ASUS VivoTab Note 8とサンワサプライの19mmフルピッチ日本語BluetoothキーボードSKB-BT23BKをアルミ板とユニクロL字金具で連結しました。
990gとかろうじて1kgを切ったWindows 10ポメラもどきの完成です。
ちなみに、キーボードを選んだポイントは、19mmフルピッチで変則配列でない日本語キーボードです。
私は、JISかな入力のvi使いというかなり特殊な感じなので、「ESC」と「ろ」が小さいとか位置が違うととても使いづらいのです。
サンワサプライ以外にも、エレコムやマイクロソフトなども出しているのですが、どれもキーの位置と価格で良いものがなく、結局サンワサプライのSKB-BT23BKに行き着きました。(加工するので安いというのもポイント)
このキーボードは、配置に癖がないだけでなく、キーギリギリさいずまで本体を小型化しているため、今回の用途にぴったりでした。
ヒンジのキーボード側は、キーボードの筐体に直接穴をあけて、M4x12mmの木ねじで止めます。
キーボード本体の分解はネジ2本で裏蓋が外せるので、穴あけ位置に問題がないことは確認済みです。
ちょうど傾斜分回路が底上げされていて、ネジが少し内部に入っても大丈夫な構造でした。
Vivo側は、300x200x1mmのアルミ板を木の角材と万力で折り曲げて、その後カットしています。
0.5mmだと簡単ですが、持ち歩くにはちょっと強度が不安だったので、1mm厚を使っています。
結構な力が必要なので、万力は必須です。
あと、アルミだと、カットはカッターナイフで傷をつけて、ペンチでぐにぐにやると簡単に折切ることができます。
折り曲げは、ある程度大きさがないと無理なので、カットの部分は最初に傷をつけておいて、折り曲げ処理が終わったら折り取ります。
折り切ったあとは、1000番程度のヤスリで磨けばかなり手触りよくなります。
ヒンジ硬さは、スプリングワッシャーを入れて、ゆるみ止めナットの締め具合で調整しています。
3mmのユニクロ金具を使っているので、結構な重さになってしまったので、ヒンジは3Dプリンタで作り直そうかと思っています。
現在、天版側にナットが出ているので、カバンの出し入れでちょっと引っかかるので、低頭ネジに交換しようと思っています。
これで、JISかな入力ができて、Googleドライブ同期ができるvimポメラの完成です。(^_^)
[2018/06/14] ポメラDM200に触発されて、VAIO Type PのようなフルキーボードPCを作ってみた
Category: PC