[2014/09/01] 3Dプリンタ ダヴィンチ(da Vinci)で、フィラメント交換がうまく行かない時のチェックポイント


  • 挿入するフィラメントが、湾曲していたら、手やペンチでまっすぐに延ばす。
    ヘッドの内部では、フィラメント挿入口と、エクストルーダの間に数ミリの隙間があります。
    挿入するフィラメントは、購入時丸まっているので、先頭も若干湾曲しています。
    すると、この数ミリの間隙の間に、横にそれて、エクストルーダにうまく挿入できない状態になっている事があります。このため、フィラメントの先端の5cmほどを、しっかり直線になるように強制して挿入します。先端を斜めにニッパーで切っておくのも有効です。
  • 交換前のフィラメントカスの除去。
    フィラメントがまっすぐでも入らない場合は、交換前のフィラメントの先端が溶けて、エクストールだ内に残留している場合があります。この場合も、新しいフィラメントがエクストルーダに入らないので、交換不可能になります。この場合は、ヘッドを分解して、エクストルーダ内からゴミをピンセットなどで除去する必要があります。da vinciのヘッドは、上部の黒いつまみのバネで固定されているだけなので、ケーブル類の固定の除去と、冷却ファンのコネクタを外すと、エクストルーダをヘッドから外す事ができます。エクストルーダの中に細いABS樹脂の残骸があれば、これをピンセットなどで取り除きます。
固定用のプラスチックは、T10ネジ1本で固定されているので、レバーをつまんでも取れない場合は、このネジを外して、分解する事が可能です。分解すると、エクストルーダユニット全体が外れて、掃除がしやすくなります。フィラメントが完全に埋没してしまった場合は、さらに分解して、つまった部分だけアセトンにつけて、フィラメントを柔らかくして、2mmのドリルなどで押し出します。

エクストルーダ(1)エクストルーダ(2)エクストルーダ(3)エクストルーダ(4)エクストルーダ(5)

Category: DIY ( 3Dプリンタ )