[2019/08/08] 初代MacBook Air Early 2008 HDDをmicroSDに換装する方法

最近128GBを超える高速sdカードが安くなってきたので、埃をかぶっていた初代MacBook Air Early 2008のHDDをSD-CF(ZIF I/F)変換基板を使って、128GB microSDカードブートに換装してみました。
成功した組み合わせは、下記です。ちなみに、SD-CFアダプタは、Type-IIだと厚くてMacBook Airの裏蓋が閉まらなくなるので、ご注意ください。
OSは、Linuxは内臓Wi-Fiがライセンス上未対応なため、内臓Wi-Fiを使いたい場合は、macOS 10.7(Lion)か、Windows 10になります。
2019/9/4 補足 - Xubuntu 18.04だと追加ドライバでWi-Fi認識しました。
Late 2008なら、El Capitanまでいけるのですが、Early 2008は、Lionどまりです。ただ、Lionは重いので、Snow Leopardの方がお勧めです。
2019/9/4 補足 - LionのBootCampからドライバダウンロードするとWindows10x32で使用可能なドライバー一式がダウンロードできました。Mac OSは常用しない前提なら最新のLionに上げておく方が良さそうです
セキュリティアップデートは望めないので、ネット常用するならWindows 10択一になります。
まず、Snow Leopardをインストールして、別途、Windows 10のデュアルブート構成にしたいと思います。
2019/9/4 補足 - ということで、Xubuntu 18.04を入れてトリプルブートにして、Xubuntu常用になりました。:-)
2019/9/14 補足 - Xubuntuのインスートル時に、データ交換用にexFATバーティションを追加してEFIバーティションを入れて5バーティション構成にしたところ、Windowsブートしなくなりました。原因はWindowsが4パーティションまでしか認識しないためでした。この時に、WindowsバーティションのバーティションタイプIDが書き換わってしまい。4パーティションに戻しても、Windowsブートしなくなりました。Windowsメンテナンスモードのdiskutilを使用して、パーテションタイプIDをNTFSパーティションを示す0x07に変更したところ、Windowsブートできるようになりました。

- 変換名人 CFカード → 東芝/日立1.8"IDE変換アダプタ ZIF CFIDE-ZIFIB
- My Vision 変換アダプター Type-I SDカード CFカード 多機能 MV-SDCF
- Team microSDXCカード 128GB (UHS-1 U3 V30 A1対応) +SD変換アダプター






まず、ハード的な換装です。
MacBook Air Early 2008のHDDは、IDE ZIF I/Fです。
このため、microSD→SD→CF→ZIFと変換基盤を多段接続しています。
microSDは、U3などできるだけ高速なものを選択した方が良いです。
一度、クラス10の32GBにインストールしたところ、HDDより起動が遅かったです。
U3 128GBは、最新のSSDには敵いませんが、HDDくらべたら雲泥の差です。

換装は比較的容易で、MacBook Airの裏蓋は精密ドライバーがあれば簡単に開けることができます。
HDDの取り外しには、USBケーブルなどのコネクタを外す必要があり、壊さないように慎重に外す必要があります。ZIFコネクタは、ラッチが付いているので、それを起こしてからケーブルを抜きます。力任せに抜くと壊れるので注意してください。

次にOSインストールですが、大まかな手順は下記の通りです。


  1. Snow Leopard クリアインストール
  2. Snow Leopard 10.6.1 Update (https://support.apple.com/ja_JP/downloads/10.6.1)
  3. Snow Leopard 10.6.2 統合アップデート
  4. Snow Leopard 10.6.3 統合アップデート
  5. Snow Leopard 10.6.4 統合アップデート
  6. Snow Leopard 10.6.5 統合アップデート
  7. Snow Leopard 10.6.6 統合アップデート
  8. Snow Leopard 10.6.7 統合アップデート
  9. Snow Leopard 10.6.8 統合アップデート (Apple Store Support)
  10. Apple Software Update


現在と異なり、Snow Leopardは有償なので、まず中古等でインストールDVDを入手する必要があります。

DVDブートで、Snow Leopardをインストールできたら、updateをしますが、現在のAppleサイトが、Snow LeopardのApple Software Updateに対応していないようで、そのままではupdateできません。
仕方がないので、10.6.1から順番に直接Appleサイトからダウンロードしてインストールします。
なお、このダウンロードサイト(https://support.apple.com/ja_JP/downloads/10.6.1)も、Snow Leopard Safariではひらけないため、他のPCでダウンロードしてUSB等で転送するか、Firefox 48.0.2 (これより新しいのはSnow Leopardではサポートされていません) をインストールする必要があります。Chromeなら49.0.2623.112ですが、こちらはインストーラを使うと、この最終版が自動的にインストールされます。
これを、10.6.8まで繰り返します。
Apple Software Updateそのもののアップデートが出ているので、そちらを先に適用すれば、もしかしたらApple Software Updateから正常にインストールできるかもしれません。
正常に、10.6.8になれば、Apple Storeが使用できるようになります。

その後は、Software Updateで最終セキュリティパッチまで当てれば、とりあえずOKです。
ちなみに、セキュリティ的にもLinuxがいいので、私はこれにVirtualBox 4.1.44を入れて、Linuxを仮想マシンとして動かしています。
ホストがOS XでWi-Fiが動作するため、VirtualBox経由であれば、ネットワークはBridgeモードでもMacBook Airの内臓Wi-Fiを使うことができます。
今は、iPhone 6s Plusと一緒にお出かけ用に使っています。

Category: PC