[2018/03/10] AIY Voice Kitをyoutube/Play Musicプレイヤーにする

Raspberry Pi 3をGoogle HomeにするAIY Voice Kitを作ってみました。
2018年1月ごろから日本語対応したようで、通常の手順に従ってインストールして、Google Assistantアプリから、AIY Voice
Kitデバイスの言語設定を日本語にすればOKでした。
早速、Google Play Musicでも再生しようとしたところ、「そのサービスは対応していません」とつれない返事。
まあ、ラズパイだし、色々コードを書けばできるだろうと思いましたが、簡単な方法がありました。


Google AssistantアプリでAIY Voice Kitデバイスの設定画面を見ると、「デフォルトのスピーカー」と「デフォルトのテレビ」という項目があります。初期設定では、これが空欄です。
実は、ここにChromecastを設定できるのです。
デフォルトのスピーカーやテレビにChromecastを設定することで、「youtubeでPerfumeを再生して」と言えば、youtubeはChromecastが再生してくれます。
ただ、機能的にはアプリの起動だけなので、「次の曲」とか「音量を上げて」といったことはできません。
ちなみに停止は、「youtubeを消して」はだめで、Chromecastにつけた名前で、「Chromecastを消して」といわないと停止できないので注意が必要です。
それでも、音声でyoutubeが検索できて自動再生できるのでBGM的に使うには十分です。
ちなみに、Play Musicは、無料飯しか使っていないのですが、検索はうまくうごきませんでした。
「音楽をかけて」というと、Play Musicにuploadした曲からランダムに再生されるようです。
ちなみに、こちらも「次の曲」はできませんが、「Play Music」と言うと、またランダムに選んで再生されます。

これだけでもかなり便利かなと思いますが、Chromecastの難点は、HDMIモニタを占有することです。
これだと、BGMを聞きたいだけなのに、テレビをつけっぱなしにしなければなりません。
そこで、ラズパイ用品が生きてきます。
ラズパイ用の安価なHDMIモニタが使えます。



しかも、ラズパイ用のHDMIモニタは、大抵3.5mmのオーディオジャックが出ており、外部スピーカーをつなぐことができます。私はここに市販のPC用ステレオスピーカーを接続しています。しかも、HDMIのバックライトだけ消すことが可能です。
電源もUSB 5VでOKです。



Raspberry Pi 3のUSB電源の出力は、4ポート合計1200mAなので、ChromecastとHDMIモニタの両方が動きます。
このため、下記のような構成で単独動作可能です。

AC-USB ==[5V]== AIY Voice Kit (Raspi3) ==[HDMI/USB]== HDMIモニタ ==[3.5Audio]== スピーカー

null

この状態で、HDMIモニタのバックライトを消しておけば、音声アシスタントが使えるyoutubeプレイヤーの完成です。
まあ、これをやるなら、初めからGoogle Home miniを買えってことですけどね。:-)
動画もみれるし、GPIOでGoogle Home的拡張もできるので、AIYで自作もなかなかよいです。

Category: PC ( Android )