[2016/04/29] da vinci 1.0をFlash Airで無線化

da vinci 1.0は、USB接続でしか利用できませんでしたが、基板上にはSDカードスロットがあり、サンプルファイルのgcodeなどは、このSDカードに記録されています。カスタムファームウェアを導入すると、SDカードからの直接印刷も可能になります。
しかし、SDカードのアクセスは、ケースに穴をあけたり、SDカード延長ケーブルを用いるなど、使い勝手の悪いものでした。
何か良い手はないものかと思案していた所、Flash AirでArduinoを無線化する記事を目にし、これならと実験してみました。


gcodeを置くだけなので、あきばお〜で、8Gの逆輸入ものが1800円程度だったので、これを買ってきました。
設定は、簡単で、Flash Airの/SD_WLAN/CONFIGを編集するだけです。

CONFIGはテキストファイルなので、エディタで編集して、再起動すればOKです。
ポイントは、デフォルトでは、uploadが無効になっているので、UPLOAD=1を追加して、有効にすることです。
upload先は、UPDIRで指定することもできます。
後は、私は、自宅のルータに接続するようにステーションモードAPPMODE=5にして、自宅のアクセスポイントを設定しました。

電源を再投入すと、CONFIG設定が反映され、うまくAPに接続されていれば、宅内LANから、http:///upload.cgi で、gcodeファイルがuploadできるようになります。
あとは、da vinciのカスタムファームウェアのファイル印刷メニューから選択すれば、そのまま印刷できます。
ちなみに、upload後、そのまま印刷すると、途中でSDカードエラーになってしまいました。
Flash Air側で何らかの排他制御か省電力機能が働いているのかもしれません。
ただし、upload後、da vinciの電源自体を再投入すると、エラーは出ず、そのまま印刷できました。
なので、運用しては、upload後、印刷前にda vinciの電源を再投入してから印刷すれば、OKです。
これで、リビングでゆっくりモデリングして、ガレージのda vinciで印刷するのが無線でできるようになりました!
快適、快適!

Category: DIY ( 3Dプリンタ )