iOSでかな入力ができるようになり、快適な入力環境で使えるようになりました。
こうなると、外で落ち着いた時間がありそうだというときは、キーボードを持ち歩いて使いたくなります。
しかし、一番かな入力に向いていて、ワイヤレスでスマートな、Apple純正Wireless Keyboard(JIS)は、少々問題があります。
そこで、ケースを作成しました。
このキーボード、かばんに入れて持ち歩くと、よく勝手に電源が入ってしまうという情報が、ネットで散見されます。とくに、音楽再生のショートカットキーがあるので、突然iPadから音楽が流れるなど、ちょっと困った動きをする場合あるようです。
一応、電源ボタンの長押しで、キーボードがの電源は切れるようですが、結局、かばんの中で電源ボタンが押されたら電源が入ってしまうので、このあたりをガードする必要がありそうです。
本体側でBluetoothをOFFにしておけば、接続はされませんが、キーボードの電源がかばんの中でON/OFFすることがありそうだと、電池も消耗しますし、精神衛生上よくありません。
そこで、Apple Storeで見かけた、Incase Workstation for Apple Wireless Keyboard and iPadケースを真似て、アクリル版とポリプロピレンでケースを作成してみました。
Incaseと同じ構造だけなら、ポリプロピレンの板をカットすればできそうですが、これだと、やはり電源ボタンが勝手押されてしまう可能性があり、キーボードもおされっぱなしになりそうです。
そこで、2mmのアクリル板と、3mm角のアクリル棒をつかって、キーと電源をガードするカバーを作り、それをIncaseと同じ構造の0.75mmのポリプロピレンで覆うことにしました。
ポリプロピレンもアクリルもホームセンターで購入でき、今回のくらいの大きさなら、どちらも500円くらいなので、材料費は1,000円程度です。それを考えると、Incsaeの2,980円は、なかなか安価な設定です。
ポリプロピレンは、カッターで簡単に切れます。折り目の所は、書けなくなったボールペンとか、カッターの刃の反対側などで、なんどかなぞり折り目をつけて、あとは手で繰り返し折って、柔らかくします。
ポリプロピレンは、繰り返しの折り曲げに非常に強いので、こういう時は最適ですね。
アクリル板は、カットしたいラインをカッターを何度か切れ込みを入れると、あとは力をかけると切れ込みに沿って綺麗に折れます。
丸い部分だけは、簡単にはいかず、糸鋸を使いました。
大きなヤスリを持っている人は、四角に折ってから、角をヤスリで落としても良いと思います。
接着は、アクリル専用接着剤を使うと、数分ですぐに接着できます。接着剤は速乾性なので、アクリル版をあわせて、その合わせ目に、スポイトでたらすと隙間に入り込んで、接着してくれます。溶剤なので、接着部分以外に垂らさないように注意しながら作業しました。あと、換気も注意です。
あとはマジックテープをつけて完成です。
持ち歩き重量は、下記のようになりました。
-iPad + 純正カバー = 873g
-Apple Wireless Keyboard (eneloop) + カバー = 510g
キーボードは、昔のDOSモバくらいの重さですね。
ちなみに、ケースを作ったら、セットで持ち歩くことが増え、意外と家でもキーボードを使うようになりました。
特に、ブラウザを使うだけでも、ソフトウェアキーボードで画面が狭くならないのは、PC感覚で良好です。
[2011/04/15] Apple純正Wireless Keyboardキャリングケースを作る!
Category: PC ( iPod touch/iPhone )